コロナ感染者増加

ここ2ヶ月ほどで日本と同様に中東諸国でもコロナの新規感染者が増加している。
特にイランと湾岸諸国では右肩上がりに急激に増えている。

ワクチン接種率は割と高いUAE,カタール、バーレーンなども増加傾向である。
ところが、あまり接種率の高くないレバノンやヨルダンは減少傾向なのである。
ワクチン接種率が世界的にも高いイスラエルや英国は新規感染者は急激に下がってるのであるが、ここ中東ではその相関がまだ見られないようである。

ところで日本のTVで衝撃的なニュースを見たが、インドでは１日２０万人が新規感染してるらしいが、世界最大の宗教行事ヒンズー教の「クンブメーラ」と言うそうだが、ガンジス川で沐浴するのだが、これがとんでもない人なのである。
ちょっと前に春の訪れのお祭りホーリーで、とんでもない数の人がインクを撒き散らしていたが、今度はとんでもない数の人が沐浴である。
「神の宿るところにコロナはありません」などと聖教者が言うもんだから、もう無茶苦茶である。しかも政府はこの行事を規制しないとか。

日本で大阪が千人越えたとか、３回目の緊急事態宣言とか言ってるが、日本のコロナ感染者ののべ人数が、インドではここ3日間の感染者と同じ人数である。
アメリカは自由主義でマスクするのもしないのも自分の勝手とどんどん増えてしまったが、インドでは貧困と宗教心のほうがコロナより大事なのかも知れない。
しかもワクチン製造大国であり輸出ばかりしてるので、国内の感染者へワクチン提供ができなくなってるらしい。なんともお粗末である。
インドに住んで7年、ビジネスに関わって12年ほどになるが、この国が変わるのには100年単位で物事を考えないと無理だと思った。。