中東アフリカ代理店ビジネス

中東アフリカでのビジネスは代理店販売が多いので、どのような代理店とビジネスを組むかで売上も違ってくる。

特に中東の話になるが、石油以外にこれといった産業がないので現地代理店は法律で守られている。
UAEもサウジも脱石油という事で色々な産業に力を入れているので、今後はどうなるかわからないが現状では保護されている。

もちろん代理店業であれば誰でも保護されるわけではないが、UAEの場合は現地の資本がある基準以上であり、
政府に代理店登録をするとメーカー側(つまり日本の企業)は、どんなにパフォーマンスが悪くても、売上が上がらなくても、
簡単に契約解除が出来ないのである。
なので代理店登録が出来ないように、外国のオーナーである会社だったり、独占契約(その代理店しか企業の製品を売れない)にせずに、
複数の代理店を持つことが出来るような契約にしたりして、リスク回避をしているのだ。

本来契約解除は契約の延長をしても法律上なんの問題もないのに、それでも提訴してくる代理店はあるようだ。
裁判になっても、自国の代理店が不利にならないような裁判になる事もあるそうで非常に難しい。

それではどうやって代理店と上手くやっていくのか。
これは会社や人それぞれの考え方によって違うのだが、一つはがんじがらめにして文句で出ないようにする方法、
もう一つは協力しながら、代理店をサポートしながら一緒にやっていきましょうという考え方。
全社の方が中東には合ってるのではないかという意見が多い。あまい顔をするとダメだというのだ。

新しい代理店を探すもの結構大変である。
業界に精通している社員が多い事とかお金を十分持ってて我々の製品を購入うる能力があるtかどうかも重要なポイントである。
UAEは世界でもお金の回収が難しい事で有名らしく、日本の建築業界が居ないのはどこの企業も痛い目にあってるからだそうである。
業界にもよるが基本は前払いだ。そうなるとある程度資金力がないと出来ないし、
その上業界製品知識、市場動向を知っている代理店でなければならないので、非常に重要な部分である。
現地代理店と共に発展するというのが理想ではあるが、理想に向かってビジネスをしたいものだ。



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