本を読むと良く分かる現地事情

新しい赴任地にいく前にするのは本を読むのが一番だと思う。
特に地元に密着した女性や、その国や地域での行政に関係した人の本は非常に為になると思う。
因みに、本の読み方が変わり今では専らタブレットで本を読んでます。
海外に居ると、実際の本を現地で買うと日本の2倍くらいの値段するので、タブレットで日本と同じ価格の本を買う方がよっぽどいいですね。

ドバイ赴任前に読んだ本でなるほどと思った本が2冊ある。
一冊は当時全権大使であった方の書いた書物「日本人だけが知らない砂漠のグローバル大国UAE」、もう一つはアラブ人と若い時に結婚した女性で、何年も現地で暮らし子供を育てて、日本人社会だけでなく日本にも大いに貢献をした方であり「アラブからのメッセージ」という本である。

以前も触れたことがあるが、UAEは現地で暮らす日本人がそれほど多くなく中国人や韓国人の方が多いので、
中国語や韓国語で話しかけられることがある。
前全権大使であった方は、親日であるUAEで日本をアピールして日本人がもっと多く来て日本の存在感を高めよう、
日本人みんなで頑張ろうというエールです。
後者の著者は、ドバイで日本人が政府に働きかけて物事を行うにはどうしたら良いか、何度も挫けそうになりながら、東日本大震災の方達への支援をするその一心で、UAEの政府機関の承認を取るのがいかに大変なのかが手にとるように分かる、日本では考えられないような経験を伝えている本です。
どちらも、あまり知られていない中東ドバイの実情が良く分かる本です。