ドバイのビジネス規制

この1ヶ月ほど、政府のルールで色々と提出物があった。
UBOとESRというものでもちろんこれだけでは全く何がなんだかわからない。

UBOは実質的支配者の登録手続きをする必要が有り、Ultimate Benefit Ownershipの略で簡単に言うと、マネーロンダリング防止及びテロ資金対策の法律である。マネーロンダリングとは違法な手段で入手したお金を正当な手段で入手したと見せかける事である。

ESRはEconomic Substance Regulationの略で、これは会社本当に存在するのかを規制するものである。
ドバイは法人税がゼロなので、会社を設立したまま何の活動もしてない実体のない会社をなくす為のものだ。

UBOはドバイにある会社は全て決められた書類を提出しないければならないのだが、実質的オーナーといえば会社の社長だ。現地法人の社長でも日本の子会社なので実質的支配者と言われると日本の社長なのか、それとも現地法人の社長なのか。ドバイの日系企業は駐在員事務所や支店の場合も多いのでこれは間違いなく日本の社長になるのであろう。
しかしながら日本企業の社長でもサラリーマン社長が多いので、実質的支配者と言われても困ってしまう社長も中にはいるのではないかと思う。日本の社長からの個人的な情報を提出しなければならないので面倒なので現地法人の社長や現地の責任者であれば住所の証明なども簡単である。その後何か指摘されたら考えればいいか、と。
提出する書類がよくわからず聞いてもわからずコンサルタントに聞いてもはっきりとわからないので、まあ適当に出しておいた。

ESRは事業のやっている内容次第で免除される会社もある。
ただこれも内容が曖昧で、コンサルタントに聞いてもよくわからない。
出来れば免除を受けたいが、もし免除されてないのに何も通知しないと罰金だ。
罰金が結構高い。通知しなかったらAED20,000、きちんと書類提出しないとAED50,000、2回目の罰金はAED400,000!
1200万円でライセンスの停止もありうるのだ。

周辺国ではVATが導入されたり税率がアップしたり、UAEもそのうち税率が上がったり、法人税が導入されたりするかもしれないが、まあ政府のいう事はきちんと聞いて対応しておくのが無難である。

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