ドバイの付加価値税
UAEには法人税や所得税がないのであるが、VAT（付加価値税）が2018年から導入されている。
税率は5％でまあ消費税と同じようなものであるが、これが色々と規制が変わってはっきりしないのである。
湾岸諸国ではまだVATを導入してないカタール、クウェート、オマーンなどあるが、オマーンはこの4月から導入されたようです。クウェートは導入予定があるらしいがカタールに至っては導入する予定もないらしい。
コロナもあるし石油メインで国民から税金を取ってなかったが、10年以内には国民からの税金を取るようになるのだろう。
でUAEのVATなのだが、ある基準を上回る売上が経費がある企業はVATの登録申請が出来るのだが、売上のない支店や駐在員事務所は申請の必要がないのである。
ドバイではマネーロンダリングやテロ資金対策の為に各企業に、実質的支配者の開示が求められるようになり、難しい日本語だが、つまり会社の代表がが何かあった時に責任を取れという事なのであるが、それに関連する資料の提出を求められているのだ。
その中にVATの証書が求められている。でうちの会社は登録してないのだが、VAT Exemption Certificate(VAT免除証明)を出せという。
そんなもん聞いた事がないので、会計事務所に聞いてみると専門家でも聞いた事がないという。
元々連絡してきたところに聞いても全く返事がない。
ところが経理の社員によると、以前社宅の精算時に同じ事を言われた事があるらしいのだ。
それで保税地域の事務所に聞いたら、申請すれば2-3日で取得できるらしい。
なんだやっぱり有るんだと思ったのだが、会計事務所の専門家はしょっちゅう変更されるからと言いながらも、その代わりに何かしらの書類を出せばいいという。結局わかってないんじゃないか。。
ESRというのもあるらしい。CSRというのも聞いた事がある（これは持続的成長だ）
ESRとはEconomic Substance Regulation)といって、経済的実体規制の事らしく、この国で税金逃れをしようと思ってる企業をチェックする為なのだろうか、おたくの会社実体のない会社じゃないですよね？って事を調べるらしい。
税金の代わりにライセンス料を毎年払ってるので、それが国に治める税金の代わりみたいなもんなのだが、このESR監査ではペナルティーがあるらしい。要件を満たしてないと罰金150万円とか2回目は1200万円とかになるので結構な金額だ。
いずれにしても会計事務所の人は色々とネタが出てきたようである。
