イスラエルとガザ自治区ハマスとの戦争

ハマスは選挙で選ばれたイスラム主義を掲げるパレスチナの政党である。
元々PLO(パレスチナ解放機構)の影響を排除した民衆レベルのイスラエル抵抗組織であったので、その為イスラエルは秘密裏にハマスへの援助をしていたらしい。
ハマスは教育、医療、福祉などの分野で一般市民への活動を続けたのでパレスチナ人の間で指示が拡大していった。
イスラエルとパレスチナの和平交渉に強く反対し、その後自爆やロケット弾を用いたイスラエルへの攻撃が開始された。
その後ガザ地区を武力占拠し、ヨルダン川西側地区のファハタがそれぞれ支配する事になったのである。

しかしながら、一般的にハマス、元々武装組織であり、イスラム原理主義組織ハマス=テロ組織と認識されている。
2014年の戦闘の時も今回と同じくパレスチナの少年がユダヤ系過激派に殺害された事をきっかけにロケットをイスラエルに打ち込み、その報復としてイスラエルがガザ地区に空爆を開始したのである。
今回はラマダン中にイスラエルがパレスチナ人家族の立ち退きを求めたり、集会禁止でバリケードで封鎖した事などでハマスがロケット弾をイスラエルに打ち込んだのである。

ハマスを擁護するわけではないが、イスラエルは圧倒的にハマスより強くガザ地区の一般人を狙ってないとか、避難勧告を出しているとかであるが、ガザ地区に住むパレスチナ人が子供含め200人以上の犠牲者が出ているのである。
アメリカの記者が書いた本に書いてあったが、イスラエル側が近代的な都市なのに対してガザ地区に入ったとたんに古い町並みになりタイムスリップをしたように感じたらしい。

国連安保理ではアメリカ以外の全ての国が停戦を求めているのに、それを良い事にイスラエルも攻撃を続けている。
新疆ウイグルについては中国に止めろとか不買運動までしているのに、イスラエルがパレスチナ人にしている事はそれよりひどいと思うのだが、アメリカは結局自国の事が最優先なのだと思ってしまう。
中東を混乱に陥れたのは、英仏及び米国の自分達の利益を優先した結果が現在の混乱である。
日本は戦わずして平和貢献の努力を続けて行かなければならないだろう。

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