イランの現状はアメリカ次第

イランについては2度目の投稿である。
中東で最大の国は個人的にはイランだと思う。人口はエジプトより少し少ないが、それでも8000万人以上の人口だ。
尚且つこれまたエジプト同様に、イラン=ペルシャは湾岸諸国とは比べ物にならない位の歴史の深さがある。

イランはじめシリアやレバノンやリビアも、アメリカの経済制裁を受け、外貨送金規制などの影響で国民が苦しい思いをしてる。
イランはアメリカとの関係悪化が何年もあったが、核合意でようやく経済的にも上向きに傾きかけていた所にトランプが現れて、
核合意の破棄やイスラエルとの更なる関係悪化で最悪な状況である。1年ほど前にはもう少しで戦争になるところであったらしい。
バイデン大統領になって再度核合意の話し合いがなされているが、もし核合意が成されたら石油の輸出も出来て、そうすると外貨が入って来て、海外との貿易も出来るようになり、結果的に国内経済もよくなるはずである。
しかしながら実情は、イラン国内の強硬派が、穏健派を押しのけて核合意を破棄する為にイスラエルと連絡を取っているとで、5月末の大統領選挙に向けて不穏な動きがあるようだ。

イランは本来豊かな国である。食料自給率も高く、国内の製造業も多く、ペルシャ絨毯を代表に伝統工芸も多く、世界遺産も多い。
テヘランは標高1500mの都市で四季が有り冬には雪が降るそうだ。裏には4000m級の山がそびえて、その山の向こうはカスピ海でその周りには田園風景が広がっている。
イランの女性は綺麗な人が多い。一度展示会で会ったことがあるが、イランではないので頭に被り物もしてないので、そのままの素顔で素朴な感じがした。以前テレビで見たがイランでは化粧が外で出来ないので、家の中で着飾ったり化粧をして旦那様に見せるのだという。

昔から日本との交流も深く、有名なところでは出光興産との石油取引初め、日本の石油輸入量はサウジアラビア、UEAに次ぐ重要は貿易国であった。残念ながら現在では日本企業が撤退したり駐在員が帰国したりして日本人は少ないようであるが、経済制裁が解除されたら又多くの日本企業や日本人が赴任するようになってほしい。

コロナの新規感染者も2万人近く出ているが、問題はワクチン接種率が1%以下ということだ。
なんでもロシア製が承認されたとか自国でワクチンを作るとか、アメリカ製が入手出来ないのはわかるが、中国製が入手出来ないのはよくわからない。中国とは仲が良いように見えるが、実はイランの人はあまり中国が好きではないのかも知れない。
コロナ感染者の人数は中東でいちばん多いが、湾岸諸国に比べてワクチン接種率が低すぎるのが気になるとことである。
しかしながら、経済の回復はコロナよりも経済制裁(外貨送金規制)の方がインパクトは大きいのが現在のイラン状況のようだ。

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