アラブの週末

中東の週末は金曜日と土曜日である。もし週6日働くのであれば、土曜日から木曜日迄である。
大企業で中東に拠点がある人は知っているかと思うが、アラブの世界では金曜日がお祈りの日で休日である。
週休2日の場合、本来は木曜日と金曜日が休みなのだが、これだと西洋式のカレンダーと合わせると月曜から水曜の3日間だけになってしまうので、金曜日と土曜日に誰かが変えたらしい。
イスラム教では金曜日がお祈りの日なので、アラブの世界では休みにしているのだが、これが東南アジアのイスラム教の国であるマレーシアやインドネシアは西洋式に土日が休日である。
勤務をしている人でイスラム教の人は、金曜日の午後にはお祈りに行くことが許されているのである。

中東以外の国は土日が休みなので、特に日本企業は日本が休みの時は何も連絡ない癖に、こっちの休みなんて全く関係なく会議や打合せや急ぎのメールを入れてくる。
日曜日が週の始まりというのも、どうも最初違和感があったが金、土と2日休むとその内慣れてくる。
又日曜日は基本的にアラブ世界の地域からのメールしかこないので、社内のミーティングにはうってるけだ、何の邪魔もはいらずに静かに出来るし、ゆったりと仕事が出来る。
気に入らないのは、なぜか金曜日に打合せが入る事が多いのは気のせいだろうか?
時差の関係で日本やアジアの朝方はこっちでは早朝である事、北米の朝はこっちは既に夜である。
その時差ならまだ平日だから許せるが、どうも金曜日の会議や打合せは損した気になる。
まあ日曜日に休日を振替えて休めばいいのであるが、休みやすいようであるが週の初めだし休みづらい。
そうは言っても金曜日に一日働くわけでもないので、日曜日の午後にでも休めばそれでチャラになるから、これからはそうしようかと思っている。


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