海を渡った隣国イラン

イランは中近東の大国である。アラブの国とは随分と違うようだが、歴史も長く興味深い国のような気がする。
イランはアラブ人ではなく、民族も言葉もペルシャ人でイスラム教徒が多いがアラブ諸国のスンニ派と違いシーア派が大多数である。宗教でいえばゾロアスター教というのがあるが、これは元々はイランの宗教だったそうである。

核関連の問題でアメリカから制裁を受けており、我々日本のビジネスマンとしてはイラン国内に外貨がないので、商売が思ったように出来ないのが現状である。ドバイにある外資企業もイランの市場は大きい(人口8000万人強)
イラン国内はさぞかし貧しい思いをしているのかと思ったら、実はそんな事はないらしい。
主な産業は石油と天然ガスであるが、食料自給率も結構たかいらしく国内での製造業も自動車、電機、工作機械、宇宙ロケットなども発展しており、国内需要はそこそこだそうである。
原油の輸出が出来ない、経済成長率はマイナス、物価上昇率は30%を超えてるらしいが、宗教家や革命軍が経済の3分の2を占めてるそうなので、税金や寄付金で潤っているのかもしれない。
バイデン大統領になって、原油の輸出が出来るようになると財政的にも潤ってきて、貿易も盛んになるのであろう。

イランの首都テヘランは標高1500mにあり風光明媚なところらしいが、イランに行くとアメリカに行きにくくなるらしいので(ビザ取得要)、是非アメリカと上手くやってもらいたいものである。




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