レバノンへ出張

先週レバノンのベイルートへ初めて出張した。
レバノンと言うと、元日産自動車のCEOであるカルロスゴーンさんが逃げた国であり、フランスとの関りが第一次戦争以降強くてフランスの影響が強い国である事。
それからもう一つは昨年の8月に港で爆発物の倉庫が爆発した事故を思い出す。

夕方到着したのだがもう真っ暗なので、景色も何も見れずにホテルに向かった。
ベイルートはこじんまりした街で雨が多いのだろうか道が濡れているがそんなに寒さは感じなかった。

代理店の社長が知っているというホテル近くのバーに行ってみた。
ワイン、ウィスキー、日本酒(獺祭が有った)色々な種類が有るが、レバノンでもワインを作っているので、
店の店長に赤ワインを進められた。
他には5人位男女がワインをテーブルで飲んでいたが、話しているのはフランス語のようである。
レバノンはフランス語を普段から話しているのか?と思ったのだが、そう言えばアラブの街中にはないクリスマスツリーやこじんまりした店もクリスマス飾りをしているので、ここはヨーロッパに近い印象を受けた。

翌日外に昼食に出かけたのだが、港の近くにあるレストランへ行く途中の街並みはドバイ辺りとは違う少し歴史を感じる町並みで石畳であったり欧州風だ。街にはモスクも有り、その隣に教会もあり、イスラム教やキリスト教の宗派が多くいると代理店のスタッフが教えてくれた。
すると海辺に近づいて来た時に、代理店スタッフが、ここが爆発のあったところですよと紹介してくれた。
え~マジ、大丈夫か?と思ったのだが「へ~そうなんだ」と返答したが、帰りの車の中で実はうちのオフィスはこの近くにあって、私は事務所に居たんです。その時の監視カメラの映像をみせてもらったが、本当に窓が一瞬にして内側に割れたのが写ってた。まあよく無事で居れたね、本当に大変な騒ぎで核爆発以外では市場最大の爆発だったらしい。
長崎、広島以来だよとか言ってた気がする。

昼食のレストランのある地中海の海辺は、これがその昔に中東のパリって言われた感じでありヨットハーバーも有る綺麗な海岸通りであった。

通りにならぶスターバックスもおしゃれで、海鮮料理を食べたBABELという店は鯛の刺身が食べれたしとても美味しかった。これがレバノン料理なのか、魚を焼いたり、揚げて食べたり、生で食べたり出来るので日本人にはとても食べやすいと思う。ワインもレバノンの白ワインはとても魚料理にはあうと思う。

毎日のように曇って雨が降りそうであり、山が有って海が有り、砂漠がなくて色々な宗教が混じってて、
アラブ語と英語とフランス語を操るレバノン人。
ここはアラブではなく欧州色がとても強い国であった。
ドバイが中東経済の中心地であるが、それ以前はどこの会社もレバノンのベイルートに拠点を置き仕事をしていたそうだ。表紙の写真、MEAとはベイルートを拠点にするMiddle East Airで、エミレーツ、エティハド、カタール航空が就航する前は、中東のフライトと言えばMEAだったらしい。
今は経済が良くないが、10年、20年したら又昔のベイルートに戻るのだろうか、注目してみたい。



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