ドバイのビジネスマン

ドバイのビジネスマンはレバノン人が多いらしい。
一つの理由は、アラビア語、英語、フランス語が話せるからである。
実は在外レバノン人の方が、在レバノン人よりも人口が多いらしい。レバノン国内は主産業が農業であり、国土も狭いので発展は望めないので海外に働きに出るのである。あのゴーン元社長もレバノン人である。
多宗教(キリスト教、イスラム教のスンニ派とシーア派など)であり、パレスチナ人が居たり、フランス植民地であったりしたので、レバノン人は国際派が多い。先日もレバノン人の社長にあったら、もっと国際化を目指して色々な人を雇って多くの国で事業をしたいと言っていた。
言語の話であるが、オスマン帝国崩壊後の英仏による植民地化で、中東アフリカは英語圏とフランス語圏の二つにわかれている。フランス語が話せればかなり有利である。アラビア語も全く分からず、フランス語も全く分からず、英語だけでもなんとか業務は出来るが、レバノン人は全部出来るのである。当社にはレバノン人は居ないが、将来は採用したらかなりアドバンテージが取れると思った。
こっちの人はレバノン人は見ればわかるという。態度が堂々としてるらしいのである。
レバノン国内は内戦やイスラエル問題などで、中東のパリの面影はもうないようであるが、それでもレバノンの人々は逞しく海外で活躍してる事に感心した。
四季があり、冬はスキーで夏は海で楽しめるらしいので、ドバイに住むレバノン人も休日には帰国するのであろう。


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