原油価格、経済制裁、為替、テロなどのリスク

中東で仕事をする上で、単純にその業界の市況を押さえるだけでは見通しが立たない。
現在世界中でコロナが蔓延しており、唯でさえ先が読みにくいのに中東ではそれ以外の要員である、原油価格、為替、米国による何ヵ国かへの経済制裁及び金融制裁、それからテロによるリスクを考える必要があるので非常に難しい。

ドバイを拠点とすると言うことは中東地域の担当であり、多くの会社はその地域の売上を伸ばす為に日本駐在員と現地社員が頑張っている。
しかしながら上記の要因で業績が大きく振れることが多々あるので、例えばアメリカの政治の動きで例えばイランの状況はコロっと変わる。
トランプさんからバイデンさんへアメリカの大統領が変わったら、イランの経済状態は良くなると言われてる。中東ではイランは人口8000万人の大国であり、同じイスラムでもペルシャ人なのでアラブ人とも民族や宗派も違い中東では異質な国である。

イランもそうだが、湾岸諸国はサウジアラビアを筆頭に、イラクやUAEなど原油に経済が依存している国も多く中東で世界の3割を占めている。
原油は株価や為替と同様に経済活動による価格の変動が大きく、原油の依存度が高いサウジアラビアなどは原油価格の動向を見ることは重要である。
為替は米ドルペッグ制の国も多いが、アフリカ諸国などは自国通貨が弱くなルト輸入品購入がしづらくなるなどで、物が売れなくなることも発生する。

テロも大いに起こりうるのが中東で、つい先日もイラクで爆発で多くの人が亡くなったり、
イスラエルとパレスチナの問題、レバノンの港湾爆破はテロではないが人災のようである。

ドバイは中東で最大の経済都市であり、中東の様々な国の人がドバイを拠点に仕事をしてるようなので、リスクヘッジが出来、尚且つリスクを観察しやすいのかも知れない。


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