ドバイビジネスが変化してくる
今日2月2日からUAEでは新しい労働法が施行される事になっている。
今年から土日が週末休みになり従業員規定を変更しなければならないのであるが、この労働法がはっきりしてから纏めて行おうと思っていた。
特に大きく変わったのは社員との契約が無期限だったのを有期限にしなければならないことである。
日本では派遣社員やパートタイム、又は定年後の再雇用などは有期限なのであろうが、
普通の社員に有期限とは面白い法律である。
日本では昨今厳しくなっているパワハラに関しても、UAEでは旧労働法にはなかったが新労働法には規定されている。
冒頭の休日に関しては、旧労働法は金曜日を法定休日としていたのが、1週間に1度取るようにと変更されている。
それから昨日ニュースになっていたのが、2023年6月から法人税9％を課すというものだ。
利益が幾ら以上という制限は有るものの、今まで法人税がなかった企業にとっては大きな変化である。
今まで税務の仕事がなかったで楽ちんであったが、導入されたら経理の仕事をする人が忙しくなるであろう。
とは言え日本企業は駐在員事務所のところや支店であっても輸入販売せずにマーケティングや営業のみ行ってる会社も多いので、これには当てはまらない会社形態をとってる会社も多いのではないかと思う。
実際にはどのようになるのかもう少し詳しく聞いてみないとわからないが。
サウジアラビアやカタールでは既に法人税が課せられてるが、ついにUAEも会社から税金を取らないと将来が見えなくなってきたのか、その上来年のCOP27はドバイで開催されるらしいので、脱石油で違う産業を育てていかなければ生きていけないのだろう。
その内個人所得税を取り出す時代が来るのかもしれない。
この国に赴任してきて、儲かってる国では税金を取らない、海外から進出してきた会社を運営してると、こんな楽な事はないのではないかと思う。その期間もあと何年かで普通の国になってしまうのである。
