エジプト出張

ドバイに赴任してから初めて出張に行った。エジプトのアスワンがメインだが帰国するのに時間が有ったのでカイロも寄ってみた。思っていたような感じでも有り、思ったより良くなかったというのが感想である。

アスワンとは南エジプト(現地の人はUpper Egyptと呼ぶ)で、スーダンに近いナイル川源流付近にある都市である。
イシス神という有名な神殿があり到着したのが夕方だったので行ってみた。
アスワンの町から車で港まで行き、そこからボートで島に行くと、大きな神殿がある。アスワンダムの建設で湖に沈みそうになったらしく、元々のある場所から移されたそうだ。
こんなデカい建物をどのように移したのかはわからないが、後でかの有名なアブシンベル神殿も同様に今の場所とは違う場所に移したと聞いたのでまたまたビックリ。因みにアブシンベル神殿はここアスワンから3時間程度車で掛かるらしい。
イシス神殿は色々な言語でイヤホンからその神話が聞けるのだが、真っ暗な中に光を上手く使い物語風に神話を語るので非常に面白かった。いやーまさに7千年の歴史!凄い。

アスワンでの仕事が終わり翌日帰国するのだが、時差が2時間有るので12時発の飛行機だとドバイ着が18時ごろなので、ただの移動だけになってしまうので、夜7時カイロ発のフライトにした。
目的は勿論ピラミッド見学と博物館だ。
ピラミッドは近くで見ると本当にデカい、こんなものを紀元前2000年ごろに建てたとは信じられない。
デカいので近くに居るとそのピラミッドしか見えないのだが観光ポイントが有る。
それがこの下の写真だ。ここに行くには車で移動するか馬車に乗るかだ。歩いたら相当じかんが掛かる。
そう、ピラミッドは自動車で移動しながら観光するのである。

その後スフィンクスまで車で移動し記念撮影をして博物館に行った。

博物館は新しい博物館でミイラを移動したと少し前に宣伝をしてた。
新しいので外観は非常にきれいだ。
ここの見どころはミイラだろう。ラムセス2世やその他有名な王家の人々のミイラが多いのだが、中には6歳とか10歳とかのミイラもあった。ラムセス2世が異常に長生きしたようだが殆どは若くして命を落としている。
残念ながらもう一つの目的ツタンカーメンの黄金の仮面だが、旧博物館から移されてないとの事で見る事は出来なかった。

それにしても、エジプトで一番驚いたのはカイロの街だ。
レンガ造りの家がたくさん立ち並んでるが、上のほうは作りかけのようにしか見えない。
車は40~50年前の車種ばかり、欧州車、アメリカ車、日本車、韓国、中国、インド、何でもありで全くポリシーが見えない。こんなに古い日本車を見たのはここが初めてである。バングラデッシュでももう少しましだ。
渋滞、砂ぼこり、工事など新興国にはよく見る風景だが、この国の発展はそうとう時間が掛かると思った。

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