オリンピック・ロス
今日でオリンピックが終了したので、毎日日本選手の一喜一憂を気にしなくて良くなったのだが、これが良く言われる何とかロスというものだろうか。
日本選手は金メダル27個で米国、中国についでなんと3位の金メダル獲得で、総メダル数も勿論史上最高だったので、コロナ禍での開催は色々言われていたが、IOCのバッハ会長が菅総理と小池都知事に金賞を贈るそうだ。
開催してしまうと応援したくなる一方、コロナの新規患者数が過去最高を記録するなど、後世に色々と言われるオリンピックだろうが、世界がコロナ禍でこれだけ上手く運営できたのは日本だからという意見もあるのは日本人としては嬉しい限りだ。
そんな日本選手の活躍の中でも、人それぞれ印象に残ったシーンは違うだろうが、個人的に最も驚いたのがレスリングである。特に女子は吉田、伊調という3連覇、4連覇という偉業を成し遂げた選手が引退後も日本は強い。
最後の50kg以下に出た須崎選手。この選手が一番今回驚いた選手だ。早稲田大学の学生であり、開会式では旗手を務めた女の子だ。見た目は可愛らしい普通の女の子なのだが、とにかく笑っちゃう位強い！
1回戦、2回戦と10-0だ。準決勝も10-0。そのまま決勝戦でも10-0でしかも決勝が一番試合時間が短く2分も掛からなかったのだ。オリンピックの決勝戦だから決勝の相手だって相当強いはずだ。柔道を見てても流石に決勝で楽に勝って金メダルの選手は一人もいなかった。
ところがこの須崎選手は、いとも簡単にコロコロ相手を転がしてしまう。テレビ見ててあまりにも強いので笑ってしまった。伊調さんも表彰式に着物で登場してプレゼンターをしてたけど、さぞかし嬉しかっただろう。
3年後のパリでも注目したい。又1回戦から決勝まで10-0のフォール勝ちだって事になるかもしれない。
吉田沙保里が霊長類最強女子と言われてたが3連覇、それの上を行く伊調選手の4連覇、それに並ぶ可能性は十分の可愛らしい霊長類最強女を目指して欲しい。
で、ここ地元UAEの選手の結果だが、残念ながらUAEはメダル獲得数はゼロであった。
近隣諸国ではクウェートが銅メダルが1個、サウジアラビアとバーレーンが銀メダルが1つづつ。
なんとカタールは金メダルが2つと銅メダルが1つ取っている。アフリカの人がカタール国籍を取って活躍しているので来年はサッカーのワールドカップも開催されるし国を挙げてスポーツに取り組んでいるようである。
イエメン、オマーンはUAEと同じくメダルなしで終わったのかどうかわからないが、いずれにしてもドバイではオリンピックは盛り上がってなかったのは間違いない（笑
